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桃とラベンダー

天使の粉だけ 食べて生きるの

まだ何色でもないあの子について~WHITEを見てきての雑感~

スタジオライフ若手公演「WHITE」を見てきました。

f:id:isumi:20150521212559j:plain パンフちょーかわいい!!

 

 

15日初日から始まって、16、19そして日曜に観る24日とすべてBチーム。それはわたしの担当役者が田中俊裕くんだからなんだけど、2回見た段階でやっぱり逆チームも見たいなぁと頭を抱えたので、次からはもうそう思うものとしてチケット抑えたほうがいいなと思った。明日見に行こうかなってちょっと思ったけど、定時ダッシュ当日券に賭ける勇気がなかった……。

 

さて、15日初日。藤原さんから「WHITEを初めて見るという方は~?」と投げかけられたので、ドドド新規はあたりまえのように手を上げたんだけど、思いのほかその数が多かったみたいで、安心するやらなんやら。この会場に新規は一人じゃなかった!!おめでとう!ありがとう!!!*1
とはいえ何度も再演しているというこのWHITEはやはり見たことがある人のほうが多数派のようで、感想とかを検索するとみんな当たり前のようにWHITEの世界観を受け入れて浸っていたのに驚いたっていうか、だって、わたし初日ちょっと目ん玉ひん剥いたから…いや、だって、唐突にセカイ系が始まるから……好きだけど……。

 

主人公は最初に登場した正治なのかな?って思うくらい、しばらくたなかくん演じる三角は出てこなくって、出てきてもしばらくは物語によくいるサブキャラみたいなスタンスで、でもそのくせちょいちょい物語に絡もうとして、でもすぐにモグラ叩きみたいにしゅんって戻っちゃって、おまえぇって感じるやつ。そんな三角。三角草太郎。
三角はずっと誰かに選ばれたくて、誰かに理解してほしくて、でもそのくせ自分から踏み出そうなんてできない子で。だから正治に声をかけてもらわなければ物語が始まらないし、過去や心を読み取ることのできる*2ハクションに興味を示して、中盤からは彼に庇護されて、本当に弱い子で、人に信じてもらいたいのに、信じてもらえることを信じられなくて、物語の最後の頁を読むのが怖い子で。正治・岩波・坊の三人がキャッキャしているシーンはほんとにかわいいの塊で、世界が光に満ちていて、だからこそその光を分厚い眼鏡の奥から見つめる三角が切なくて、可哀想でかわいかったなぁ。

三角草太郎の傲慢さと可哀想さに覚えのある人は多分たくさんいると思うけど、ご多分に漏れずわたしもそうだから、クライマックスにおける三角の悲痛な叫びでは左目からたらたらと涙が零れたよね…あと、たなかくんが美しかったから……。

 

今回はたなかくんの本格的な復帰作だから、発表があったときからとても楽しみで、WHITEという作品がどういうものかも知らずにただ楽しみにしていたから、たなかくんが「まだ三角を掴んでません」って言っても「三角ってどんなキャラなんだろ~とりあえず楽しみだな~^^」くらいの気持ちでいて。

だから、実際に見て初めて、あぁたなかくん、がんばったんだろうな、って思った。

この小さくて可哀想で可愛らしい少年と向き合うことはきっと、すごく痛くて苦しいんだろうな。そりゃあ青木先輩の家に深夜1時過ぎに押し掛けるな(ところでその話今度詳しく聞かせてほしい)。たなかくんは、あんまり器用な演技をするほうじゃない(とわたしは思う)んだけど、でもとても真摯な、まっすぐな演技をする人だから、そんなたなかくんが演じる三角はとても瑞々しくて、痛くて、そしてとってもかわいかった。三角草太郎は、とても愛おしい子だった。

 

 

千秋楽、田中俊裕くんがどんな三角草太郎を完成させるのかが、そして三角草太郎を経てこれから彼がどんな役者になっていくのかが、とてもとても、楽しみです。

日本の演劇人を育てるプロジェクト新進演劇人育成公演『WHITE』

 

 

 

あと、とにかくたなかくんが健康であることがわたしの!願いです!!!!!

 

*1:どっちみちぼっちだけどな。

*2:そういう説明はないけど物語上そうだったの